土地探しのポイントや注意点って?arukuスタッフが土地探しのプロ「グリーンフロント」に聞いてみた!
お家を立てる時に大多数の方が直面する土地問題。せっかく建てるなら土地だって後悔のない選び方をしたいですよね。そこで、今回は「家づくり入門・土地編」として、土地から家づくりを考える時の様々な疑問をプロに聞いてきました。今年こそマイホームを!と考えている方はぜひ参考にしてみて。
【お話を伺った方】 グリーンフロント郡山店店長 岡田 秀一さん(金透小、郡山2中、郡山高卒)
大手ハウスメーカーでの14年間の営業経験から「建物だけの提案では限界がある。だから住まい全体をより深く考え提案したい」と、不動産業界に転身。今回は、不動産から家づくりまでどちらも携わるプロの立場からアドバイスをもらいました。
Q.土地情報はどこで探したらいいの?
A.今はネット上に情報も溢れているので、自力で探すことも可能です。ただし、土地には用途が決められています。例えば、工業系の用途地域に家を建てる場合は、隣に工場が建つ可能性もあるということ。そういった知識が無いままでの土地探しにはリスクがあります。これは、例え分譲地でも同じです。今は住宅街でも、用途地域によっては今後変わることもある。そのリスクを知ったうえで住むかどうかを判断しないと後悔する可能性が高いです。だからこそ、プロの手を借りてみるのが1番ですよ。
Q.理想の土地を見つけるには、どうすればいい?
A.まず、理想の土地を探すのはほぼ不可能です。どんな土地でも、欠点を探そうとすれば何かしら見つかるから。土地探しと恋愛は似ていて、完璧な人なんていないのと一緒ですよね。だからこそ、減点法で土地を探している方は100点の土地を見つけるのは無理だと思った方が良いです。例えば、学校が近い土地は通学に便利でも、チャイムの音や外での活動音が聞こえてきたり、校庭の砂埃が飛んでくるデメリットがあります。だから、その土地の良さだけでなく、長く住むうえで起こりうる要因も知ってから決めることが重要なんです。相手の良さや欠点も理解したうえで結婚すれば「こんなはずじゃなかった」と後悔することも少ないのと同じですね。
Q.土地の探し方のポイントを教えて!
A.土地を探している方に希望の条件を聞くとよく「南向きで日当たりが良い」と返答されます。しかし、例え北向きの土地でも窓の位置や駐車場の取り方を工夫すれば十分日当たりが良くなるし、南向きにもデメリットはあります。だから私は「その場所で30~50年住めるか」を第一に考えてほしいとアドバイスしています。それはインフラ、環境、通勤・通学の距離などですね。自分たちで安易に決めるのではなく、客観的なアドバイスをもらったりしてその土地をよく知ったうえで決めるのが一番。土地選びに誰もが使えるセオリーは存在しません。自分でも探しながら、他の人の意見も聞いてみるのがベストです。