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「かもめ食堂」を見てあこがれたというキッチンの二世帯住宅

自然素材と本物のアンティークを使った「アンティーク・スタイル」が人気の伊藤建友ですが、フルオーダーメイドの注文住宅も多数手がけていることをご存知でしたか?
今回ご紹介するT様邸もその一つ。ご主人のお祖母さまとお母さま、ご夫妻と男の子2人の4世代・6人が暮らす二世帯住宅には、奥様が『かもめ食堂』を見てあこがれたというキッチンや家事動線の工夫など、読者の皆さんにお伝えしたいポイントが満載でした。


吹き抜けが心地よい子ども世帯のLDK


中央に2つ並ぶ玄関の右側がお祖母さまとお母さまのスペース、左側が子ども世帯の居住スペース。外観デザインは山小屋をイメージしたそう。横に伸びる平屋のシルエットを中央のモダンな外壁材が引き締めています。

□家を建てた方:T様(二本松市)
□家族構成:祖母・母親・夫婦・子ども2人
□施工会社:伊藤建友
□延床面積:52坪
□本体価格:3,000~3,200万円
□仕様:スケルトン・インフィル工法

Q.どんな家を目指して家づくりをはじめましたか?

aruku もともと暮らしていたおうちを建て替えたとうかがいました。建て替えのきっかけを教えていただけますか?
ご主人 以前の家は、築70年の母屋を中心に何度も増改築を繰り返した結果、「ツギハギ状態」になっていました。和室が何間も続く典型的な和風の間取りだったのですが、使わない部屋が多いのに、階段が3つもあったりとか…。段差も多く、足元が危険な箇所もありました。成長して元気に走り回るようになった子どもを見て、「このままでは怪我をするのでは…」と不安を感じたこともあり、思い切って建て替えることにしたんです。
aruku 家の右部分がお祖母さまとお母さま、左がご夫婦の居住空間ですね。
ご主人 祖母も母もずっと平屋で暮らしてきたので、平屋のほうが落ち着くだろうと思い、共有のバスルームを中心に二世帯がヨコにつながる二世帯住宅を考えました。1Fが親世帯、2Fが子ども世帯としっかり区切るのではなく、間を“ふんわり”と仕切りたかったんです。普段は別に暮らしていて、それぞれの暮らしを楽しんでいるけど、何かあったときはすぐに駆け付けられる距離というか…。
aruku 同じ家で暮らしているけど、お隣さんのような感じで、程よい距離感で暮らせる二世帯住宅なんですね。「シェアする空間」と「分ける空間」は、どう考えたのですか?
ご主人 共有しているのは、バスルームだけです。玄関、キッチン、リビング、洗面所、トイレは別にしました。祖母・母の世帯と私たちの世帯では、起床や就寝、食事や入浴の時間が全く違うので、生活空間は別にしたほうがお互いに気を遣わずに暮らせると思います。バスルームはお風呂に入る時間が全く違うので、共有でも問題ないと考えました。
奥様 ある程度の大まかな間取りは私たちが考えて、それを伊藤健友の阿部所長に伝えて、図面に落とし込んでもらいました。最初は私たちの世帯も平屋でいいかなと考えていたんです。主寝室もLDKの隣なので。でも、子ども室やちょっとした収納スペースがほしいなと思い、2Fに小屋裏をお願いしたんです。そうしたら、阿部所長から「じゃあ、リビングの上は吹き抜けですね」と言われて、「ああ、そうなるんだな」と思いました。
ご主人 吹き抜けにしたことで、空間に広がりが出たと思います。それに天窓を設けたことで、採光が良くなりました。以前の家では、日当たりの悪さで悩んでいましたから、うれしいですね。


木の梁がぬくもりを感じさせるこども世帯のLDK。吹き抜け上の天窓から日差しがたっぷり降り注ぎます。

ご主人 祖母と母の世帯は、“これからの暮らし”を視野に入れ、車椅子でも快適に安全に移動できるように、アプローチにスロープを設け、床の段差をなくし、トイレも広くしました。通路には足元灯も設置しています。


お祖母さまとお母さまのLDK。親戚一同で食卓を囲めるようリビングは広めにしましたが、それ以外のスペースは掃除の手間を考え、シンプルな間取りに。

Q.家を建てた後の感想は?

aruku 新しい家の住み心地はいかがですか?
ご主人 お互いに程よい距離感を保ちながら、それぞれの暮らしを楽しんでいます。ふだんは全く別に暮らしている感じですが、子どもは、お祖母ちゃんの部屋に行ったり、こっちに来たりと、二世帯の間を元気に走り回っています。
奥様 最近は私の実家へ連れて行っても、すぐおうちに帰りたがるようになりました。 “自分のお城”ができた!と思っているのかも…。


親世帯の玄関→子ども世帯の玄関→LDK。程よい距離感を保ちながら、お隣感覚で暮らせる二世帯住宅

aruku 冬の暖かさや夏の涼しさはいかがですか?
ご主人 とても快適です!以前の家は風通しがよく、夏は涼しかったのですが、冬は寒くて寒くて…。室内にいても息が白くなるほどでした。でも、今の家は冬でも室温20度前後。エアコン1台でLDKからバスルームまで暖まり、起きるのが辛くなくなりました。

Q.お気に入りのポイントは?

aruku お気に入りのポイントを教えていただけますか?
奥様 やっぱりキッチンです。映画『かもめ食堂』のようなキッチンにあこがれて、自分で図面をつくりました。クロスはほんのりブルーの塗り壁調にして、収納は木目で統一。シンクの背後には窓を設けました。家の中にいても、季節の移り変わりを感じられる空間です。キッチンのカウンターは、家を建てた友達にも相談して、少し高めに。「シンクの天板に牛乳パックを置いても、ダイニングから見えない高さ」です。


キッチン背後の窓の下にはディスプレー用の棚を造作。キッチン家電もイメージに合わせ、少しずつそろえていったそうです。


キッチン背後には、「無印良品」の収納を配置。その高さに合わせて、カウンターテーブルを造作してもらったそう。ゴミ箱も収納してスッキリした空間に。

奥様 洗面・洗濯室もお気に入りです。市販の洗面台は収納が多過ぎるなと思い、職人さんに造作してもらいました。


洗面ボウルは、「TOTOの病院用」。深さがあり、つけ置き洗いに便利。採光と空間の「抜け感」を考え、壁に嵌め込み窓を設置しています。

aruku 家事動線や収納も、とても考えられていますね。
奥様 帰ってきたら、リビングを通らずに玄関からキッチンに入れるようにしたかったので、洗面所&洗濯室→ファミリークローゼット→キッチン→主寝室のウォークインクローゼットを直線的に並べました。伊藤健友さんに相談しながら、自分の帰宅後の動き方や、どこに何を配置したら動きやすくなるのか、よく考えて配置していきました。
aruku 洗濯に関する動線にもこだわりを感じます。
奥様 洗濯室には、物干しと家族で共有するファミリークローゼットを設置しました。洗濯した衣類をその場に干して、乾いたら取り込んで、下着やタオルはファミリークローゼットに、そのほかの衣類はウォークインに収納します。リビングを完全にくつろぐための空間にしたかったので、家事に関する空間は、全部キッチン側におさめました。


玄関ホール。正面の壁の裏側が洗面&洗濯室。中央には洗面所に抜け感をもたらしていた飾り窓が。


玄関脇には、自転車や外遊びの道具をしまうのに便利な土間収納、季節物の靴を収納するシューズクロークを設置。


ファミリークローゼットは「無印良品」の収納を上手に利用し、清潔感のある雰囲気に。


主寝室のウォークインクローゼットからキッチン→洗面室を見たところ。

aruku ご主人のお気に入りスペースを教えてください。
ご主人 僕はリビングが好きですね。特に梁の感じと天窓が好きです。ソファに座って、天窓からの光を感じながら、梁のある天井を眺めると心が落ち着きますね。それから、以前のお風呂が狭かったので、バスルームの広さにもこだわりました。今は1.5帖ある広い空間で、毎日ゆっくりと疲れを癒しています。


ご主人が「落ち着く」と語るLDKの吹き抜け。


階段下を収納としてフルに活用。リビング側にはニッチをつくり、テレビ台をすっぽり収納。その反対側は玄関のシューズクローク。さらにテレビの左手の扉を開けるとパソコンのプリンタが。


主寝室の壁は一面だけチャコールグレーにして、落ち着いた雰囲気に。北欧風のペンダントライトもステキ。

Q.施工会社を決めた理由は?

aruku 家づくりを考えはじめてから、色々なメーカーを回られたと思います。そのなかから、伊藤建友さんを選んだ理由を教えてください。
ご主人 実は妻の実家が20年ほど前に、伊藤健友さんで家を建てていたんです。妻の実家は築20年。僕らが暮らしていた以前の家も20年くらい前に増改築しています。でも、同じ築20年なのに冬の暖かさが全然違う。なぜ、伊藤健友さんの家はこんなに暖かいのか、以前から気になってはいました。まずは一通り気になるメーカーを見学してから、伊藤健友さんを訪ねることにしたんです。
aruku 最初の印象を教えてください。
ご主人 こちらの話をしっかり聞いてくれるので、うれしくなりました。僕らがまわったハウスメーカーは、自社が推している設備をすすめるところが多くて、「こっちの話はあまり聞いてくれないんだなあ」と感じていたのですが、伊藤健友さんを訪ねたら、阿部所長が笑顔で「どんな生活がしたいの?」「気になる間取りはある?」と尋ねてくれて…。こんなに親身に話を聞いてくれるんだと感激して、やっぱり伊藤健友さんにお願いしよう!と決意しました。
奥様 最初の打ち合わせはもちろん、図面が完成して、施工がはじまってからも、いろいろ気兼ねなく意見を言えたので、細部までイメージ通りの家が完成しました。キッチンのカウンター、洗面台、テレビ台など、造作も丁寧で安心できました。全体的な統一感のある空間が完成したのは、造作してくれた職人さんたちのおかげですね。


「イメージ通りの家が完成して、4世代・6人の暮らしを楽しんでいます」

このお家を建てた施工会社
伊藤建友
郡山市
伊藤建友の詳細はこちら

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